4グスクとは
城をグスクと呼んだため、本土の戦城と混合してしまった感があります。
城=戦城と考えなければ、沖縄のグスクは独自のものであることが分かりやく
なります。
グスクという言葉は「御宿(ウシュク)=神様のいる所」から来ているようで、
いつしか、「城」と付けてしまったのが混乱の原因と考えらます。
沖縄の集落には、石垣で囲った小高い丘で沖縄の各地でその数(グスク群=御
宿(ウシュク)群)は300近くもあるといわれています。
本土の戦城と沖縄の城(グスク)は、少し意味合いが違うのがわかりましたか。
城として、りっぱな石垣をもった首里城・中城城・今帰仁城などがありますが気をつけてみると敷地の隅に拝所などがあったりします。これは、沖縄の特有のものです。
グスクについてのいわれは、「支配者の居城」「祖先の霊をまつった墓所・拝所」「古代の集落」とする3つの説があるようですが、戦城とは全く別物と考えれば合点がいきます。
城(グスク)は要塞、御宿(ウシュク)は神様のいる所、切り離して考えた方がシンプルなんですが、これもチャンプルー文化なんでしょうね。
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